詩人:るどるふ | [投票][編集] |
君の背はちょうど僕の肩くらい
抱き寄せると君は視界から消えてしまって
見渡す限りの夜が広がる
残ったのは君の温もりと君の香り
いつまでも
そういつまでも
この温もりを守りたい
どんな時もこの小さな
けど確かな存在を守るよ
君の消えた景色を見ながら僕は確かに誓ったんだ
詩人:るどるふ | [投票][編集] |
僕の手はそんなに大きい方じゃないから
大きな幸せは持ち堪えそうにないんだ
僕の手はこんなに隙間だらけだから
小さな幸せはこぼれてしまうんだ
だから僕は
程良い幸せでいい
当たり前を当たり前に感じられるだけでいい
君が僕の小さくて隙間だらけの手を握る
ただそれだけでいい
僕の目はそんなにいい方じゃないから
あまり遠くのものは見えないんだ
僕の耳は少しだけ遠いらしいから
小さな声は聞き逃してしまうんだ
だからお願い
僕のそばにいてよ
君のきれいで大きな声で歌ってよ
傾いた君の頭を受け止める肩でいい
ただそれだけでいい
詩人:るどるふ | [投票][編集] |
人は不器用な生き物だから
幸せよりも不幸せのほうをよく覚えてしまう
だからお願い
もし君が道に迷ったら
もし君が膝を抱え顔を伏せることがあったら
この言葉を思い出して
君の人生は君が思ってるほど暗くはなかった
ただ忘れてるだけ
ただ不幸せの影に隠れて見つかりにくくなってるだけ
だからそう
君の未来は君が思ってるより断然明るい
それこそ君が覚えてる不幸せの何倍もの幸せが
君の前にはあるんだよ