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るどるふの部屋


[112] かけられる側
詩人:るどるふ [投票][編集]

僕の衣はひどく汚れて昔の姿はみる影もない


ここまで来てようやくわかったんだ


守られていたってこと


そしてそれを自ら汚してたってこと


気付いたら恥ずかしくなった


恥ずかしさで涙が出た


涙は滴り泥だらけの衣に落ちた


涙で洗われた泥の下はまだ純白だった


そうだ僕らは一度として着替えてやいない


今は泥だらけのその服もいつでも洗い直せば白くなる


恥じるたび悔やむたび


僕らはいつでもあの頃に帰れる


泥をかぶるのも恐くない


守ることで汚れたっていつでも戻れるんだ


あの頃の自分に

2006/08/28 (Mon)

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