全身に針を刺したいと思った一本一本あなたに触れるたびあなたの声を聞くたびあなたを想い返すたびそう一本ずつもう一本もう一本この痛みで忘れられたらこの痛みが癒してくれたらけれどもしもうどこにも刺すところが無くなったならわがままだけど最後の一本はどうかあなたに深く深くその冷たい鋭利でせめて最期はあなたの手で
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