ホーム > 詩人の部屋 > るどるふの部屋 > 旗

るどるふの部屋


[63] 
詩人:るどるふ [投票][編集]

君は忘れてしまったんだ


転ぶたび擦り切れる膝の痛みで


あの時掲げた夢の旗はいまでも右手でたなびいてるのに


でも大丈夫さ


何度転んでも確かに君はその旗を放さなかった


握った拳が無意識の産物でも


痛みに耐えたらまた歩きだせる


その旗をさすのはもう目の前だ

2005/10/26 (Wed)

前頁] [るどるふの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -