ホーム > 詩人の部屋 > るどるふの部屋 > 広い道路と狭い空

るどるふの部屋


[73] 広い道路と狭い空
詩人:るどるふ [投票][編集]

知らない街の知らない人たちの中で


僕は両手に抱えきれないほどの荷物を持って


白い息はきながら


痺れた手には荷物を食い込ませながら


ひたすら早足で歩いてた


馴染まない風に吹かれてると僕だけ違うもののような気がして


世界はつながっているからと夜空を仰いでみても


あぁここにはここに合った顔の空があるんだな


なんてことを考えちゃって


また行く先のちょっと前のアスファルトを見て歩きだした


さっきよりも少し早い足取りで

2006/01/04 (Wed)

前頁] [るどるふの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -