詩人:chihiro | [投票][編集] |
揺れる風yu。
届く音u。
空の雲ji。
あなたに触れた風
なんだか柔らかく受けとめた。
あなたも聞いたこの響き
雑踏さえものみ込んだ。
あなたに続く鈍い空
見あげてみると泣きたくなった。
遠く離れたあの土地の柑橘色に包まれた。
詩人:chihiro | [投票][編集] |
2人の背中を見ていた。
強い日差しの中
なんだかとても涼しげだった。
並んでいた
あなたとこの子の後ろで見ていた。
この子が3つになって、あなたが30歳。
こんなにいつも一生懸命に生きていて、
27年後にはあなたと同じ背丈になるのかと、
後ろからずっと見つめていた。
愛おしかった、2人の背中がとても愛おしかった。