詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
時は絶え間なく過ぎて逝くのに
想い出だけ脳裏に媚りついている
消えてくれない記憶だけ
かき集めたらあなたの形になった
飛んで行くこともできないけれど
手を繋ぐことももう叶わないけれど
あなたの幸せを遠くで願うよ
なんてきれい事を言ってみる
私の想いだけ重かったのかな
あなたのことだけ考えていたと思ったのに
自分のことだけ考えていたのかな
若かりし日の…なんて言い訳を言ってみる
ただ好きだったんだよ
あなたは今もこの星で生きているのに
隣にいるのが私じゃなくて
今どうしているのかも知らないなんて
そうして私が心を痛めても
あなたの元には届かない
この間あなたを夢で見たんだよ
私の手を強く引いて
そしてまたあの照れた笑顔を向けてくれたんだよ
ねぇ 二人で過ごした記憶はあなたにも残っている…?
ないものねだりなのかな
余裕があるのか無いのか分からなくて
無意味にあなたを想い出してる
こんな私は滑稽ですか?
「会いたい」なんてもう言わないけれど
デジャヴのようにもしもまた会えたなら
昔みたいにまた話がしたいよ