詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
毎日の生活の中で疲れて体を伸ばしたら
部屋のカーテンが風に揺れてた
それからしばらく寝転がって
ぐるぐる世界が回るのを感じながら
草むらの上で大の字になって
優しい風に任せて瞳を閉じてみた
思った以上体が重く
もう起き上がれないんじゃないかと思う程
じっとして居たいと望んだ
空も暗くなりかけた午後
こんな時でも恋人達は手を取り合って歩いている
地面に吸い込まれるようだと
浅い眠りの意識の中でおぼろげに思う
昨日君がじっと見ていたのを
急に思い出して胸が痛んだ
「大丈夫だよ」とも言ってあげられないのは
僕が弱気なせいだからなのかい?
それとも君が強気なせいだからなのかい?
どちらにしてもしょうがないと
片付けてしまえるのは
「どうでもいい」と心で思ってるからじゃないか?
お互いがお互いを引きずっているのは知ってるんだ
気付かないフリを続けてるだけさ
君らしくないとは思うけれど
二人で見てた夢なんて
今じゃもう作り話に終わった
悪戯達が意地悪をしたかのように
汚れて消えて行った過去達
どんなに強く望んでも
手に入らないのだと分かっているけれど...