詩人:ちこ | [投票][編集] |
あなたが言った言葉
あなたと私だけの大切な言葉
嬉しかった
涙溢れた
『神様、どうか私にあの人より
1日長く生きる力をください。』
言葉は深く 思いは深く
私の心に響いた
『あの人は、私がいないと折れてしまうから
どうかあの人に
別れの悲しみを与えないでください。』
あなたの言葉で私は幸せになれる
昨日も今日も明日も
ずっと ずっと
あなたが私に教えてくれた
私とあなただけの大切な言葉
詩人:ちこ | [投票][編集] |
遠く深い海の底
遥か昔の子守唄
人の涙が美しかった頃
人の言葉が美しかった頃
恋の色が生まれた頃
僕たちは信じていた
永遠の愛と想いを
そして近づいた
消えない色に
この世で最も美しい唄に
波打つ海の子守唄
波打つ海の深い青
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黒を知らない白は美しい
白を知らない黒は美しい
地球は美しい
生まれてくるものは
どうして汚れるのだろう
こんなに美しい地に生まれたのに
どうして汚れを知るのだろう
それは
白を知って より黒になれるから
黒を知って より白になれるから
汚れを知ってこそ より美しくなれる
それを人は知らないだけ
それに人は気付かないだけ
本当は
気付かないふりをしているだけかもしれない
気付かない方が 傷つかなくてすむから
変わる苦しみを 知らなくてすむから
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ゆらゆらと揺れる木の葉に
今ひとつ流れ落ちた想い
きらきらと輝く粉雪に
今ひとつ目覚めた想い
あれからいくつもの季節を越えて
またやってきたこの冬に
一人胸焦がし 目を閉じれば
そこには花びら舞う 一本の桜
過ごした日々 あなたの声
すべてを ほら
目を閉じれば思い出せる
今どんなに離れていても
きっとどこかで巡り会えるって 信じてる
巡り巡って またここにいる
長い道のり あなた想いながら
風に吹かれて 涙流した
あなたのいない 時過ごしながら
どこに行けば あなたにもう一度
巡り会うことができるのだろう
あぁ そんな儚い想いを胸に抱いて
今日もあなたを夢見る
またいつか 冬は終わりを告げ
鳥のさえずりを運んでくるのだろう
その時また出会えたのなら
桜舞う下で出会えたのなら
そう思い今日も眠りにつく
一人寒さに負けないように
心を抱いて深い眠りに
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どんなに泣いたって
消えることはないでしょ
どんなに叫んだって
晴れることはないでしょう
どんなに願ったって
忘れることはないでしょう
こんなに苦しいのなら
いっそのこと散ってしまおう
桜狂い咲き
この寒い冬にただ一本の桜
それもいいじゃない
人と違うから そんなんじゃない
それはきっと 私が私だから
人の目も場所も季節も
私の旋律にはいらない
私の音を奏でる それこそが生き方
一度の人生 散ってみよう
桜のように
散りゆく姿さえ美しく
その儚ささえ心に残る
私は そんな花を咲かせたい
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I must go as my pleases.
Nothing dismay, I make my way.
Even if I'm pointed at with scorn,
I choose my way of own mind.
立ち止まったってだめ 後ろ振り向いてもだめ
今まで一歩一歩歩いてきた道を信じなさい
だから今は前を向いて
後ろには過去がある
苦しくても辛くても
生きてきた証がある
だから踏み出して
そう その一歩を
まっすぐな一本道を歩いてるんじゃない
だから自由にいけばいい
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こんなにあなた想うのに 苦しいほど胸が痛み出す
こんなにあなた想うのに 枯れるほど涙こぼれ出す
あぁ 時の枠から逃げ出してしまいたい
どこか遠く 誰もいない場所で
あなたを独り占めにしたい
愛する術も知らぬまま
ただあなたの手を握るだけの私
うつむいて しゃがみこむ
そんな弱虫な私に
あなたは 愛をくれた
大丈夫と そばにいると 言ってくれた
あなたは 手を差し伸べてくれた
“君のままでいいんだ”と
遠い昔の恋の話に
憧れているだけだったあの頃に
別れを告げる一歩を
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いつもの道を並んで歩く
ちっぽけな幸せでも
あなたの横顔をそっとのぞく
ちっぽけな喜びでも
私には大きいもので
ぽっと頬を赤く染めた
きらきら雪降る中を
駆け出していくような
おっきな太陽に向かって
駆け出していくような
そんなどきどきすてきで きれいな恋をしたい
小さなこの胸が
あなた想うリズム刻んでいる
いつかこのリズムが
あなたに届いたらいいな・・・・
なんて一人夢見てる
晴れた空の太陽と雪の道
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今 途轍もない壁にぶつかっている
なにか 果てしなく 厚い壁に
そして 言い様もない不安と孤独感を抱え
毎日をひたすら耐えている
今に耐え ただ明日を待っている
先が見えない 辿り着く場所さえも何もかも
その壁が大きすぎて 僕が小さすぎて
そんな膨大な壁が 僕を地へと突き落とす
寒さと月明かりが 涙を誘う
この地に一人佇む僕を襲う
何故だろう 星がこんなに寂しいものに見えるのは
何故だろう 世界がこんなに静かなものに思えるのは
そこはまるで地の底のようで
僕は駆け出した
わけもわからぬままに
その先で見たものは 太陽そして風 広がる草原
この地は生きている そしてこの僕も
激しい音が僕の体を駆ける
なにか熱いものが 胸を締め付ける
壁は確かにそこにあった
大きな厚い壁が
僕が壁にぶつかったあの時
選択肢はなかったんだ
月と星だけの世界 それが僕の答えだったのかもしれない
狭く暗い世界 それが僕だった
世界を動かすもの それは力じゃない
答えは 心だった
白を黒と思うのも 黒を白と思うのも
それは僕だった
歩き出せばいい 先のことなんか考えなくたっていい
ただ 心に従えばいい
鼓動が聞こえる
心の声が聞こえる
声は
―すすめ― と
僕の前には壁などなかった
あったのは 心の声を塞ぐ壁だけ
―君の世界はすぐそこだ―
声は僕を進める
遥かなる旅路へと
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僕らは
−種だった−
自分が何者かも知らない
小さな 種だった
そんな僕らがあなたに出会って
もういくつもの季節が過ぎ
僕らは 強い芽を出し
美しい青春の花を咲かせた
そしてもうすぐ
僕らは大きな実をつけようとしている
あなたに見守られ 支えられ 過ごした日々
僕らは大きな成長を遂げた
この陽のもとで この大地の上で
あなたにめぐり会えたことに感謝しよう
この場所での時間は残り少ないけれど
あなたとの日々は永遠に生き続ける
忘れられない記憶として 僕らの胸の中でずっと