詩人:ふじこ | [投票][編集] |
早起きは苦手だけど
毎朝偶然を装って
あなたに会えるようにと
早く起きて 早く家を出て 早歩き
最近はドキドキしすぎて はりきって
私が早くこの道を通る
こんなにもあなたが好き
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あたしを乗せて
このままどっか遠くに連れ去ってよ
この川沿いの道は
まだまだ長いよ
あなたの背中が愛しいよ
あたしはだまって
あなたのぬくもりを感じてるから
川の水面はきらきら光ってる…
もっとゆっくり走ってよ
早く家に着いちゃうから…
もっと一緒にいたいのに
せっかちなあなたは
門限に間に合うように
あたしを乗せて
懸命に走る
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「好きだよ。」
あなたは言う
あたしは 黙ってうなずくだけ
恥ずかしいから
簡単に
好きって言える気持ちなら
あたしは あなたに抱きつきたいけど
いろんな気持ちが 溢れてきて…
あなたを見つめるので 精一杯で
夕日が沈んでくと
気持ちも 高鳴って…
もう どうしようもない
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つないだ大きな右手も
おそろいの リングが光る 左の薬指も
茶色っぽい かたい髪も
あたしを じっと見つめる目も
不器用な キスも
あたしをからかう時に見せる いじわるそうに にやける顔も…
全部 全部
愛しい
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あたしが どれだけいじけても
あたしが どれだけじらしても
あなたは すぐ あたしにキスする
そしたら あたし 素直になっちゃうじゃない…
そんなの ずるい
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桜並木を 手をつないで 一緒に歩きたい 春
浴衣着て 花火大会を一緒に見に行きたい 夏
落ち葉踏む音 一緒に聞きたい 秋
白い道 一緒に足跡残したい 冬
春、夏、秋、冬
全部 あなたといれたらいいな
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廊下で偶然 あなたとすれ違う
あなたの態度は 素っ気ないけど
あなたの薬指に光る ペアリングが見えたら
心の中で
「好き」
って 言われてるみたい
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やきもちなんて 素直にやけるほど
かわいくないから
だから仕返しに
あなたにやきもちをやかせる
いじけたあなたの背中を
後ろから抱き締めたいから
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てるてるぼうず 逆さにつるす
明日は雨がいいな
そしたら また君と一緒に帰るんだ
雨宿りしながら 君が
『入ってく?』
って言って 傘に入れてくれるのを待ってるの
てるてるぼうず かわいそうだけど
あたしのお願い 叶えてくれるかな?