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☆桜歌☆の部屋  〜 投稿順表示 〜


[331] 初霜
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仕事始めの冬の空

せわしい足取り人の群れ

新しい年の音は

庭に降りた初霜を踏む音

凍りついた涙が
溶ける季節に
ちょっとだけ早足で歩く

2011/01/05 (Wed)

[332] 理想ノ欠片
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僕らが1つづつもつ人生
それは世界中に散らばった
理想の欠片を集める物語

完成の見えない理想の
欠片の1つ1つ

完成する理想が
何か理解も出来ないのに

僕らは欠片を集め続ける

たくさんの欠片を失って
今日も生きている

2011/01/05 (Wed)

[333] 魔法
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空を飛んだり
火が出たりするとかって
魔法はないにしてもさ


せめて震える君の指先を
暖める魔法くらい
あってもいいじゃないか

2011/01/06 (Thu)

[334] 僕の宝石
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あなたの瞳に吸い込まれて
あなたの目から
この世界を見たら

どんな風に見えるかな?

あなたの目に映る世界を
全て独占したい

2011/01/07 (Fri)

[335] 刹那
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君と過ごす時間は短くて
君のいない時間は長くて

君を待つ時間は
待ち遠しくて仕方なくて

君と過ごす時間は
本当に一瞬の出来事



夜空の星たちが煌めく光は
長い長い時間を旅して
僕たちと出会う

そんな時間から比べたら
僕たちの人生も
一瞬の出来事なのかもね


人生がほんの一瞬に
感じてしまうほど
楽しいものだったら
どんなに幸せだろうか

2011/01/07 (Fri)

[336] 形無きモノ
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人生を歯車に喩えてみる
そしたら僕の歯車は
一体誰の歯車と
噛み合うのかな?

人生を砂時計に喩えてみる
僕の砂時計の上の砂は
あとどのくらいだろうか?
落ちた砂たちは
輝いているだろうか?


君は君自身の人生を
何に喩えますか?

2011/01/08 (Sat)

[337] 青春の味
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制服の下の白いパーカー
赤色メガネに
他の色を知らぬ黒髪

それが12の頃からの
トレードマークだった

いきがって生きた青春

誰もが見るであろう
青春の儚い夢の終わりが
すぐ目の前に来ている

俺の誕生日は3月
3月は卒業

18になることは
青春の終わりなんだな

しっかり噛み締めたい
最後の青春の味

2011/01/08 (Sat)

[338] 男らしく
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好きな女の前での三箇条

一つ
ギリギリ可能な範囲で
見栄を張ること

二つ
負けてもいいから
絶対に逃げないこと

三つ
いつでも抱き締めてやる
覚悟をすること


好きな娘の前でぐらい
カッコつけないでどうする

2011/01/08 (Sat)

[339] 痩せる方法
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痩せたいと願う
世界中の人々

俺は痩せる方法を
知っている

毎日体重計に乗ること

食事制限なり運動なり
それをたまにサボること

一気には痩せない
一瞬で老けないように

2011/01/08 (Sat)

[340] カサブタ
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今日も起きて

波打つ脈を感じながら

カサブタだらけの体と

明日に向かって生きてゆく

2011/01/09 (Sun)
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