負けてへらへらする奴より
悔しくて泣いてる奴の方が
100倍カッコいい

だからせめて
負けたくない奴らがいる

昨日の自分に負けたくない

自分が描いた
理想の自分なんかに
負けたくない

流れゆく時に負けたくない

冬の気配が漂う街を
僕は１人で歩く

寂しい季節のはずなのに
僕の背中を押す風が
どこか暖かいのは
なぜだろう？

一本だけ素敵な
絵筆を持ってたの

綺麗でいい香りの
絵の具を貰ったの

真っ白に輝く
画用紙を貰ったの

絵の描き方は
習わなかったけど

私のなりたい未来を
描いてみるの

本当に欲しいものって
どんなに探しても
絶対に見つからない

手元にあるもので
本当に本当に
欲しかったものなんて
ありやしないんだからさ

虫眼鏡を覗くように
何かを探す生活が
心地良いんだろうよ

俺が泣きたい時に限って
雨が降りやがる

俺の代わりにこの街が泣く

ありがてぇけどよ

それじゃあ
俺が泣けねぇじゃねぇかよ

愛って一体なんなのかな？

僕が見る夢は
いつも悲しい夢ばっかり

せめてそう
悲しみが訪れる前に
夢が終わってくれたら
いいのにね

ちっちゃい頃
かーさんに
「早く寝なさい」って
言われたの良く覚えてる

とーさんに腕相撲
両手でも勝てなかったのも
良く覚えてる

そう思うと
大人になっていることに
気付いたよ

「さようなら」には
どこか悲しい響きがするの

だからさ
「また明日」って
言って欲しいよ

「Ｉ」は私のあい

「愛」は愛しいのあい
「哀」は哀しいのあい

「曖」は曖昧のあい
「相」は相性のあい

「逢い」はめぐり逢い
「会い」のため待ち合わせ
約束の場所で落ち「合い」


私たち２人は
いっぱいの「あい」に
包まれているんだね

人は生まれて死んでゆく
遠回りをするのだから


無理に近道を探す必要は
ないのかもしれない


どこか近道を探す生き方に
慣れてしまっている

俺はこの生き方で
良いのだろうか？