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黒烏の部屋


[9] 孤独な群衆
詩人:黒烏 [投票][得票][編集]


鞄肩提げ 帰り道

たちまち他人に紛れ込む



『わたしは ここだよ…』



息切れ 疲れ果てた

孤独な群衆


タニンの見えぬ圧力に

絶えず苛まれる



『わたしは どこにいるの…』



こんなにも容易く

自分を見失ってしまう


嗚呼 息苦しい


全身が泣き出しそうだ

2009/01/04 (Sun)

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