詩人:椰子の実 。 | [投票][編集] |
水掻きの指先で
ピアノ弾くよな
未完のシナリオ
蒼く眠り目覚めるよな旋律
その行方
その先を夢の魚たち泳ぐ
起き上がりはしないままの
夢の中の夢
目覚ましの音だけ幾度いくども止め続け
夢は夢の中また蒼く眠りこける
捜索人姿の君
扉 蹴り壊す音
寝ぼけてんじゃねえ
夢ん中ばかり寝続けてんじゃねえ
壊せ
自分を壊せと
爆発した寝癖髪の
夢人たちに浴びせたあの罵声
再生する
再生
僕たちはあの季節の未完のシナリオの前
たたずみ
水掻きの指先で送信したよな詩
僕は今 乗せた
さあ君
次
何弾こうか
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僕たちはこの星の
創造の果て
その未来の時の樹に
とまり鳴く
蝉のよに
君
時の風揺らす言の葉
その光合成の調べ先
その心 時の風に乗り
その行方
夏雨に打たれ続けたよな
記憶
蝉の抜け殻と
鳴き声
君の詩のDNA
詩い続ける
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青い眠り誘う
人魚のよに 声失い 足を手にいれた
人たちの泳ぎ 歩み
三次元 歩む
二次元 泳ぐ
声失わず 歩む物語を
その世界にその脚本をと
幾度か 願う
空に灰色の雲かかり
雨打つ物語
水 何与えるか報せながら
毒薬の瓶 転がる砂を打つ
未来の足跡 創ったシナリオ
きみは詩を 失わない
それは時に封じられた心の願いと
解放求めたその声
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くらやみなかの階段
のぼったり
くだったり
非常口の在りかさがして
外から鳥の恋人達のさえずり
さわさわ季節の風
夢の魚の幻さえ
長い くらやみ
闇
暗闇
泳いで行方不明
まぼろし
幻で無く
そこに そのタマシイ
エナジー通過する
強く揺れた壁 床
非常口 扉 開く
そこから先
幻 まぼろしで無く
エナジー通過する
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二次元街の道の途
その曲がり角向こう
朝焼け感じ
若葉と風かほり
いつしか夕暮れ覧え
星のかほり感じます
その角曲がり
散歩するような感じで
少し旅にでかけませんか