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『孤人』の部屋  〜 新着順表示 〜


[8] 喪失感
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夢をみた

とてもうれしくて
とても哀しい


夢をみた

胃の中の汚濁を残らず吐き出した
解放感があった

バケツの底に穴が空いたような
喪失感があった


何を吐き出したのか思い出せない

僕は体がすごく軽くなったのに

それでいてすごく寂しい



あの娘は誰だったろ

すごくよく知ってるのに

今も思い出せない

2011/01/13 (Thu)

[7] 青春よ、踊れ
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見ているだけではつまらん

踊れ



2011/01/13 (Thu)

[6] 『絶景』
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落ちていく時に見た景色は
綺麗すぎて 生きたいと思った


もう 見れない




落ちていく時に見た景色は
綺麗すぎて 生きたいと思った



2011/01/12 (Wed)

[5] 海の味
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それは母のいない味だ

海には母がいない

だから 海は泣くのだ


深いの当然だ

2011/01/12 (Wed)

[4] 怒りとは
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時計を燃やせ
鏡を燃やせ
車はもちろんだ

本も燃やせ
椅子も燃やせ
布団はよく燃やさねば

写真も 服も 家も 絵も
文学も燃やしてしまえ
道路など 不要だ
映画もだ あれは良くない
道徳を燃やせ
地図を燃やせ
雲を燃やせ
燃やせるものは全て燃やせ
燃やせぬものも全て燃やせ

これが 怒りだ





そして 一人で星をみたい

2011/01/11 (Tue)

[3] 胎児の絵
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もし生まれたら
いい名前をつけて貰おう

そして 両親にたっぷり
愛情をそそいで貰いたいな

幼稚園に入ったら お母さんから離れたくないと
ただをこねるかもしれないよ

小学校に入ったら
友達出来るか不安だな

あぁ 楽しみだ
生まれてくるのが楽しみだ





でも
その胎児は絵でしかない

2011/01/10 (Mon)

[2] 月のかけら
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ある月の砕けた日に
散歩していた ぼくは
光る石みたいなものを
拾った

この石は
きっとつきのかけらだ
と ぼくはおもいました
ぼくはその石を
たからものにしました

そして ぼくはその石を
夜な夜なみては
楽しんでいました

そんな ぼくも年をとり
その石の事など
すっかり忘れてしまいました

でも その石はいつまでも机のなかでかがやいています


月は今日もみえない

2011/01/10 (Mon)

[1] 『落下、』
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思い出した
それは 人なのだ
あぁ 助けなくては

手遅れなのはわかる
それは


僕だ

2011/01/10 (Mon)

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