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♪羽音♪の部屋


[69] 迷子だったの
詩人:♪羽音♪ [投票][編集]


あの詩を読んでくれてたんですね

あの時期は本当に
貴方が何処にいるのか
分からなくて

どれが本当に貴方なのか この人?それとも、この人?って
沢山、惑わされて
途方に暮れていたの

そもそも、まさか貴方がここに居るなんて
思ってもみなかったから
本当に驚いた

それはとても嬉しい
驚きだったんだ

離れていても
貴方と一緒に居られるって

沢山の人の想いの中から大好きな人を探し出すのは本当に大変なことだよね

詩の世界の中で
迷子になって
泣きながら貴方を
探してた

沢山の貴方との大事な時間を音じゃなくて
文字で紡いで…

「ねぇ、気付いて」
「もう独りは嫌。夢でも良いから、貴方と
一緒に居たい」って

泣きじゃくってた迷子の手を引いて欲しかった

私は心を貴方に
支配されてるって
思ってた
それが私が貴方を
支配していたなんて…
私の心はずっと前から
貴方のものだったんだよ?
ずっと前に貴方が
私から浚っていった

だから貴方が居なければ
貴方の言葉が無ければ
貴方の紡ぐ音楽がないと 心は死んでしまう

死んでしまうから…

お願いずっと傍にいて
「君しかいない」
「大丈夫」
この言葉でやっと
安心できたの

主導権だって要らない
貴方にあげる

だから私を離さないでいて


いっそ貴方のものに
なってしまいたい

2015/12/26 (Sat)

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