詩人:bin | [投票][編集] |
赤い傘で凌ぐ雨
濡れ濡れ加減
あざやかに
隠しても
隠しきれない赤ならば
雨にさらしてみるも良し
夜になれば
空は雲を流して
明日を待つ
ほしの数が物語る傷跡
明日は晴れると
言っている
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青い色には
切なさがある
この手を伸ばして
太陽に触れるように
届かないけれど
暖かさは残る
あの日は確かに
僕らの胸に残る
唯 夢を選んで
迷いの海を漂う
今 冷たくなって
寂しいとすら言えない
青い心には 儚さがある
少し大きめの額に
その絵を飾るけど
空にあいた穴
僕らは途方に暮れる
あの日は確かに
優しく胸を包む
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歪んだ魂 ひとつ
皆と同じになれなかった
行く先は青
命綱は自分
掲げた光が強ければ
落ちる影もまた強し
斜めに真っ直ぐ
空と尻
傷から愛
ねじれながら霞んでく
消えないで 子供
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あなたが好き
好き
どうせ
わたしはもう此処から
動けやしないから
あなたのために
此処でこうして
微笑んでるだけ
もう目が合うことすら
無いのだけれど
もう音がしない君
君が好き
君は好き?
とても嬉しいのだけれど何故笑っているの
どうせ君は
何も
言ってはくれないから
此処でこうして
見ているだけ
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悲しい色で
描くなら
雨は降ってない方が良い
悲しい色で 太陽を
空が雲で覆われぬ様
嬉しい色で
描くなら
人は大勢いる方が良い
嬉しい色で 夜の祭を
浮かれた時が終わらぬ様に