詩人:#聖 | [投票][編集] |
混ざり合っていたそれが分かれる時
苦しかった ああ 苦しかったよ
何色になるんだろう
でもそうじゃないんだろう
手を伸ばす代わりに横目で見たら
冷めた目線がそこに
たまたまそこに僕が在って
たまたまそこで傷ついて
混ざり合ったら離れるだけって気づいてた
さようならって言う代わりに
黙って蒸発しようと思うよ
そうさ
僕がはじめから濁らせていただけ
詩人:#聖 | [投票][編集] |
一歩踏み出すたびに
人が紡ぐ幸せが足場を崩していく
どうもあたしの中にある土は
それを受け入れたくないらしい
違うか
腐らせているのはあたしの嫉妬か
それはよかったねって
たったそれだけ絞り出して
後は何もない
どうもあたしの中にある土は
それくらいでどろどろになるらしい
それはよかったねって
たったそれだけで笑ってやるって
後は何もない
ぼろぼろになって
沼の上を見て思うよ
このまま埋まってしまってもいいなと
どうも
あたしは
幸せにはなれないらしい