詩人:#聖 | [投票][編集] |
このままじゃ消えてしまいそうだと言ったのは
一体誰からだっただろうか
あなたの言葉が遠くなる
遠くなるよ
全部、全部
あなたの中から僕が消えちゃうんだ
消えちゃうんだろ
全部、全部
こないはずの
さようならが
怖くて
犯さずにはいられなかった
詩人:#聖 | [投票][編集] |
現実からは逃げられない
何も知らない
深い夜の灯の下で
泣いていた僕
消える
消えちゃうんだ
っていっても
君は
大丈夫
大丈夫だよ
と
言ってくれるから
僕が
僕がいなかったら
君は大丈夫かな
って怯えるんだ
一言が遠い
怯えることにも
さよならがちらつくことにも
僕は疲れた
けど
詩人:#聖 | [投票][編集] |
時折
耳を塞いでも
何度も
あの日が流れるんだ
遠い帰り道
小雨の跡
眩しい日差し
外したボタン
小さな歩幅
繋いだ手
少し低い声
抱き締めた肩
ぬくい体温
心地よい匂い
見せてくれなかった泣き顔
不器用な笑顔
不器用な笑顔
笑ってた
笑ってた
じゃあね
さよなら
ごめんね
何度
何度
泣いても
泣いても
詩人:#聖 | [投票][編集] |
また、だなんて
傲慢なことに気づいてよ
脳から浸されてく
なんて失望色
笑ってあげる
可愛いくらい
愚かだね
笑ってあげる
可笑しいくらい
愚かだね
消してあげる
泣きたいくらい
愚かだね
消してあげる
悲しいくらい
愚かだね
何も知らないのは
あなたのほうだよ
笑
詩人:#聖 | [投票][編集] |
もう何年になるだろう
あの時の
あなたが
陽炎に
そっと揺らいでいる
灯されたその光は
追憶の中に
いつもいて
もしも
迷い 歩めない時は
あなたを思い出すよ
もう何年になるだろう
あの日の
僕が
陽炎で
そっと笑うから
灯されたその光は
追憶の中に
いつもいて
もしも
迷い 歩めない時は
あなたを
灯されたその光が
忘却の中で
いつの日か
もしも
曇り 淀んだ日は
僕を思い出して