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#聖の部屋  〜 新着順表示 〜


[52] 不純交友動機
詩人:#聖 [投票][編集]

呼んだっていいや
反響なんてありえない
どうせ映らないなら
無様なくらいいいでしょう?

どうでもいいなんて
聞きなれた

埃は振り払ったから
この声は透き通るでしょう?

何故かうとまれるんだ
何故か嫌われるんだ
何故か罵られるんだ

そんなの見せたくはないから

恰好いいのが好きなんだ

だめ?

2010/10/20 (Wed)

[51] はかなうた
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消え行くこの詩をそなたへ

この温もりを忘れ
一つの冷たさに涙する

どんな時も
響いて欲しいだけ

何時の日か
同じ風の音さえ届かなくなるから
あの空へと還るまで
それでもどうか永遠に

どんな時も
響いて欲しいだけ

私に聞こえるように
そなたも

何時の日か
同じ心の声さえ届かなくなるから
あの日から飛び立つまで
それまで永久に

この身も この詩も
いずれ消えてしまうけれど
来世もまた
そなたに愛されてみたい

2010/10/12 (Tue)

[50] なきむし(仮題)
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ほら
上を向いたって




ためしに隠れてみたって
消えないんだ

こんなに
泣くって

辛いことだっけ
悲しいことだっけ

すっきりと
ぽっかりと

空虚が ね

逃げることすらできなくて
言うことさえもできなくて

だから
阿呆みたいな面を晒してる

それなのに ね

2010/10/06 (Wed)

[49] 過程
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詭弁なんてやめて頂戴
幸せ惚けなら余所でどうぞ

ここにいたって
酸素を貪りつくして
孤独に苛まれて
終わりしか望めない
可哀相 吐けるだけ幸せ?

この手を伸ばしてみたって
いつだって届かないし
この声で呼んでみたって
いつだって聞こえていないし

その割
綺麗事は乾いた唇に
思いの他似合う
ほどほどに甘噛みで潤う

ひとりだといったら
そうじゃない
しにたいといったら
いきてくれ
つらいといったら
ごめんなさい

綺麗事並べる癖に
どうして振り向いてくれないの?

ねえ

2010/09/30 (Thu)

[48] 化粧直し
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茶番はお終い
現実へと帰るあなた
その体温だけ
懐かしく残る

泣いている君は嫌いだ と
素っ気ない そんなところすら
映る背中に叫ぶ

欲しい

だから振り向いて

笑うから

2010/09/28 (Tue)

[47] 不眠症
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望んで望んで潰れる
それもまた生きてるってことで
良い とさえ錯覚する

…本当に?
…本当に

自分だけが正しくて
異論なんて間違いだと思ってる
疑問視する声が反響
意味なんてないけど
やまないんだ
やまないんだ

何も正しくない僕だけど

生きたくて
その倍終えたくて
苦しい
もう
ずっと

眠りた


…本当に?
…本当に

2010/09/25 (Sat)

[46] 愛忘れ
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悲しみに涙を流し
私は何を唄っていたのだろう?

この手を仰ぎ求め続けたこの生
呼吸の度に生む理由

それでは無く
全ては曖昧に刻まれて
絶望に打ちのめされ
私は一体何を求めていたのだろう?

かの喉を捕らえ奪い続けたその性
歩む道に覆う荊 荊 荊

その深く奥
そこに誰かが待つ気がして

盲目に時を捧げ
私は誰の名を呼ぶのだろう?

淋しさに涙を流し
私は何を唄うのだろう?

2010/09/19 (Sun)

[45] 
詩人:#聖 [投票][編集]

痛い
だから
守りたい

2010/08/31 (Tue)

[44] ひとりのへや
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叫んでも
叫んでも
枯れなくて

なんども
なんども
木霊する

いつになれば
あたしの中から
消えてくれる

いつになれば
あたしの中の
この痛みは

枯れない
痛みは

いつになれば
終わりが見えるんだろう

忘れそうな時に
ほら
また

苦しいんだ
胸のこのあたりが

悲しいんだ
胸のこのあたりが

泣けないんだ
ひとりでは

悲しいだけなんだ
悲しいだけなんだ

2010/08/21 (Sat)

[43] 黒い刃
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突きつけられた黒い刃は
切れ味を増して
ひたすらこの身を
ひたすらこの身を蝕みました

ただいま
今は笑いを誘う

刺された黒い刃は
深度と感度を増して
ひたすらこの身を
ひたすらこの身を抉り続けました

ただいま
今は空にさ迷う

血だらけの黒い刃を
嘲りながらとひたすら罵って
ひたすらあなたは
ひたすらあなたは刻み付けました

ただいま
今は無機質な声

残された黒い刃は
時間とあの人を糧に
ひたすら私に
ひたすら私に痛みを教え続けました

そして
静かにこの肉を破り

ひたすら私の
ひたすら私の生のひとつになりました

2010/08/22 (Sun)
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