ホーム > 詩人の部屋 > #聖の部屋 > 新着順表示

#聖の部屋  〜 新着順表示 〜


[22] 風の夜の懺悔
詩人:#聖 [投票][編集]

わかっていたんだ

悔やむことも
凍えることも

涙が絶えない日々を送ることも
こんな醜い日々を突きつけられることも

孤独を選んだことも

だけど
だけど

わからないんだ

消えれないことも
消えないことも

頭に響く言葉に苛まれることも
こんな醜い日々を背負うことも

孤独を選んだことも

迷ったまま歩んだ道も

体に残る沈黙も

愛してるって響きの痛みも

僕だけにしか
わからないんだ

だけど
だけど

ふと思うんだ

もしも
違う形で出会えば

良き友に戻れたのかもしれないと

2009/06/22 (Mon)

[21] 証言
詩人:#聖 [投票][編集]

彼は私
私は彼

彼はこの数年間
その言葉の意味を噛み締めて
その度に
強く
また
弱くなっていった

そして
あの言葉を放たれた時
彼は決心したようだった
私はとめなかった
私は
彼にとっての希望をとめなかった

彼がその時何を思ったのかは知らない
苦悩 罪悪 恐怖
彼はそれに勝利し 敗北した
他者に踏みにじられて
真実を閉ざし
復讐を組み立てていった

彼はその身
彼はその痛みを証明し
その痛みを全てに与えたかった
・・・誰も忘れないように
そして彼はそれを達成したのだ
貴方達を憎むという結論をもって

2009/06/22 (Mon)

[20] 復讐
詩人:#聖 [投票][編集]

この日を
常に望んでいた

疲れていた
黙秘する日々
恐怖する朝
錯乱する夜
その全てに
疲れていた

幸せになりたかっただけ
この狭い世界で
空虚の中で
仮面の下で
独りになっても
幸せになりたかっただけ

それすら理解されないのなら
何処にも赤に染まる理由もない
誰にもこの日を止める権利もない
誰にも理解させない
あなたの証言など皮のよう

冷たくなる体温も
赤く染まる視界も
苦痛に歪むその表情も心地よくて
僕の中で生まれた赤子のようなそれは
お恨み申し上げます と
叫ぶように産声をあげた

2009/06/17 (Wed)

[19] 愛してるの名のもとに
詩人:#聖 [投票][編集]

僕は君を支配する

2009/02/16 (Mon)

[18] 僕の世界
詩人:#聖 [投票][編集]

冷たく冷たく
感じる風
囁き 告げた 真実
何故か
壊れた後でも怖い

二人
永久を信じることができず
一人
手首を舐めることもできず
虚しく
響く

二人
寂しさをただ埋め合わせて
一人
孤独をただ恐れて
だけど
今は

一つ
壊れていく世界

2009/01/28 (Wed)

[17] それが希望でありますように
詩人:#聖 [投票][編集]

苦しいほど
狂喜する声が聞こえていた
聞こえてきたんだ

痛い
痛い
かきけして
過去さえ
消えてしまうかのような

明日が見える

曇りの無い声が

2009/01/01 (Thu)

[16] 頭痛
詩人:#聖 [投票][編集]

さよなら
本当に 本当に
ごめん
本当に 本当に
崩れ落ちる音だけ
反響

誰かの温もりが欲しいだけ
冷たい風と現と幸せと

私が離せなくなる前に
私が噛みついてしまう前に
どうか先へ

寂しさに凍えるのは私だけでいい
他人を憎むのは私だけでいい

あなたは
ただ

2008/12/10 (Wed)

[15] 名前
詩人:#聖 [投票][編集]

僕はここにいる
それだけのことを
映して欲しいだけ
ただ欲してる

「誰でもいい」
疲れはてて
投げ出した言葉も
弧を描いて消えるだけ
罵倒されるだけが
苦しくて
もどかしくて

認められないだけに
もがいて
もがいて

「誰でもいい」
疲れはてて
投げ出した言葉も
弧を描いて消えるだけ

僕はここにいる
それだけのことを
映して欲しいだけ
ただ欲してる

ただそれだけのこと
弧を描いて
消えた

2008/11/03 (Mon)

[14] 
詩人:#聖 [投票][編集]

強く打ちのめされて
それでも二人を信じたあの夏
翳した三人は
灰になり空へと昇った

真っ直ぐに生きすぎた
きっとそれだけなんだ
なら
言葉は必要ないさ

強く打ちのめされた
それでも二人を信じた一人の僕は
心の底で悲しみへと埋もれた

強く打ちのめされた
それでも「二人」を願った

君を

愛した僕は
心の奥で悲しみから閉ざした

2008/10/28 (Tue)

[13] 蠢く大蛇
詩人:#聖 [投票][編集]

偶然見かけた
見慣れたその背中
凛と振り向いた
冷たい視線に

吐き出しそうなほどの
恐怖
蠢く

逃げて
銀を揺さぶり叫び問う
「生きていい」「死んでいい」
答えは
僕の中で蠢く


泣き出しそうなほどの
後悔
蠢く

銀を揺さぶり叫び問う
「生きていい」「死んでいい」
答えは

逃げて
銀の上で叫び問う
「どうすればいい」「どうすればいい」「どうすればいい」
答えは見つからない
どうすることもできずに
僕は

2008/10/18 (Sat)
152件中 (131-140) [ << 11 12 13 14 15 16
- 詩人の部屋 -