形無き君に魅せられ捕らわれ首の跡が帯びる朱・・・欲しい息を潜める君に接吻られ貪られその声が促す熱・・・もっと涙を拭う君に抱かれ揺られこの傷を撫でる手・・・欲しい悦に歪む君に破られ取られ醜い肢を辿る指・・・もっと形無き君に魅せられ捕らわれこの想を支配する銀・・・して
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