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#聖の部屋


[20] 復讐
詩人:#聖 [投票][得票][編集]

この日を
常に望んでいた

疲れていた
黙秘する日々
恐怖する朝
錯乱する夜
その全てに
疲れていた

幸せになりたかっただけ
この狭い世界で
空虚の中で
仮面の下で
独りになっても
幸せになりたかっただけ

それすら理解されないのなら
何処にも赤に染まる理由もない
誰にもこの日を止める権利もない
誰にも理解させない
あなたの証言など皮のよう

冷たくなる体温も
赤く染まる視界も
苦痛に歪むその表情も心地よくて
僕の中で生まれた赤子のようなそれは
お恨み申し上げます と
叫ぶように産声をあげた

2009/06/17 (Wed)

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