規則正しい寝息が誰かに抱かれいつか忘れ去られる日が来る髪を揺らす夜風は虚しく雨を交えながら 時折頬を撫でる上手くなった笑い方過ごした日々に見返りを求めていつかはいつかは想えなくなる日が訪れる永遠だと誓っていた手をそっと放してさまよう抱いた淋しさはせめて雨の中へただ冷たいただ冷たい雨の中へ誰かに似ていた声に背いてまだ残る淋しさはそっと凍え 囁くまだまだ頬伝った一筋は温かい止まない雫は思い出させるかのように
[前頁] [#聖の部屋] [次頁]