詩人:#聖 | [投票][得票][編集] |
風に身を委ねるだけ
何にだって意味を見出せなかった
そこに手を差し伸べられて
ありきたりの日常が優しくて
肩に触れるくらいの髪が
靡く度に
重ねることもあるけれど
何も幸せなことじゃない
どこにでもあって
だからここにでもあった
それでも
確かに僕は笑ってた
寒さに凍えてみるだけ
誰にだって顔を上げなかった
君が気づいて振り向いて
ゆっくりと歩み寄って
涙が止まらなかった日々を
恐れる度に
弱くなっているけれど
何も幸せなことじゃない
誰にでもあって
だから僕にもあった
それでも
確かに僕は笑ってた
あなたが傍にいた
それだけで