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Paradoxの部屋


[2] 掌の標
詩人:Paradox [投票][得票][編集]

『お帰りなさい』


其れは、
誰よりも先に
云って欲しかった
     言葉―。


当たり前の様に
あまりにも自然に
差し出された
    大きな掌。



完璧なまでの美しさ拒む事は罪に繋がる
無意識に触れた
指先は、
  切ない程


   冷たかった。

2004/02/02 (Mon)

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