詩人:Crow。 | [投票][編集] |
懐かしい風を探して
君想う
遠い場所には
行けなかった
近い程に
遠い場所へは
懐かしい空気を
感じて
あなた想う
後悔ばかりに
泣きたくはない
心と心は
遠過ぎた
お元気ですか…、
お元気ですか…、
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鉛の翼に手を振って
君は綺麗に
帰ってゆくから
青い空なら境界線
僕の鳥の細い足首
跨がない様に
合図するの
暗い空なら
光を目指し
僕の鳥の
盲目さ加減
思い知っては
微笑むの
鉛の翼に
舌打ちして
君は丁寧に
帰ってゆくから
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舌打ちをする度
頬をつねられた
生意気な睨み方を
誰よりも知っていた
舌打ちをする度
頬を叩かれた
ちっ、て
してた
小さな頃
舌打ちするのが
癖だった
ちっ、て
してやってた
ちっ、、て
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本当の言葉は
風の中
森へ還る羽根の様に
君の頬を通り過ぎて
柔らかな呼吸を
繰り返す
ねぇ、
明日手を繋いで
風の中を歩こうか
ねぇ、
明日手を繋いで
僕の名前を
呼んでおくれよ
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砂浜から海へ
寄せては返す
波のよに
空を映して
迷い子の詩(ウタ)
深さならば
計り知れない
泣ける程です
いつも いつも
救われたいと
泣ける程です
きっと ずっと
いつまでも
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降り来るものが
悲しみだけなら
僕たちは
何を見上げて
笑えばいいの
過ぎ去るものが
寂しさだけなら
僕たちは
何の下に
居ればいいの
すがる術は
空の色と
際限のない
果てしなさ
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月の雫を
手のひら受けて
花へと零せば
名残の冬よ
輝き増します
冷たさは
静寂な光を
解き放つ
嗚呼、月よゝ
僕たちを
お守り下さい
嗚呼、月よゝ
深い寒さで
何もかもをも
透明なものへと
変えゆき下さい
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愛なんて
錯覚でしょ?
そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?
愛なんて
嘘でしょ?
そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?
自身だけへの
愛でしょ?
あたしはいつも
そうだった
取り合えず
取り合えず
誰へも、
誰へも、
本当なんて
知らないもん
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黒い羽根が
降って来るよ
春に成り損ねた
冬の空から
黒い羽根に
成りたいよ
凍てつくあなたの
広い空へと
いつかあたしも
溶けちゃって
跡形も無く
消えるけど
黒い羽根に
成りたいよ
今はあなたに
逢いたいよ