詩人:Crow。 | [投票][編集] |
保守的な
さよならを
傷つくのが
怖いからさ
保守的な
さよならを
傷つけるのが
怖いからさ
そうして
孤独を愛しむの
抱きしめる腕は
見上げた夜空
囁く声は
冷たい風
保守的に
さよならを
僕たちは
遅すぎた
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粉薬みたいな言葉を
さらさらと貰っても
オブラートに
包まなきゃ
とてもじゃないけど
とてもじゃないけど
とてもじゃないけど
飲み込めないよ
僕は優しさが
とても怖い
僕は怖さが
とても怖い
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守ってあげるよ
悲しみから
守ってあげるよ
寂しさから
守ってあげるよ
偽りから
守ってあげるよ
全てのことから
そうして僕は
嘘つきだね
指先にさえ
触れられない
そうして君は
泣かないで
守られたいのは
僕の方
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黒い羽根が
降って来るよ
春に成り損ねた
冬の空から
黒い羽根に
成りたいよ
凍てつくあなたの
広い空へと
いつかあたしも
溶けちゃって
跡形も無く
消えるけど
黒い羽根に
成りたいよ
今はあなたに
逢いたいよ
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愛なんて
錯覚でしょ?
そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?
愛なんて
嘘でしょ?
そう思わなきゃ
生きてなんて
逝けないでしょ?
自身だけへの
愛でしょ?
あたしはいつも
そうだった
取り合えず
取り合えず
誰へも、
誰へも、
本当なんて
知らないもん
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月の雫を
手のひら受けて
花へと零せば
名残の冬よ
輝き増します
冷たさは
静寂な光を
解き放つ
嗚呼、月よゝ
僕たちを
お守り下さい
嗚呼、月よゝ
深い寒さで
何もかもをも
透明なものへと
変えゆき下さい
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降り来るものが
悲しみだけなら
僕たちは
何を見上げて
笑えばいいの
過ぎ去るものが
寂しさだけなら
僕たちは
何の下に
居ればいいの
すがる術は
空の色と
際限のない
果てしなさ
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砂浜から海へ
寄せては返す
波のよに
空を映して
迷い子の詩(ウタ)
深さならば
計り知れない
泣ける程です
いつも いつも
救われたいと
泣ける程です
きっと ずっと
いつまでも