詩人:琴実 | [投票][編集] |
薄手のシャツを羽織る貴方
この温度じゃ寒いよね
少し厚着をしてる私だって
この温度は少し肌寒い
でもこの温度が心地良いの
この温度の部屋で
触れ合う貴方の温もりが
とてもとても心地良いの
傍にいるのを実感できる
この温度が心地良いの
貴方には酷かもしれないけど
ごめんね
考えてること
わかってるけど
文句一つ言わない貴方に甘えているの
「寒い」って言わないでくれてありがとう。
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別に
君のせいで泣いてる
わけじゃないよ
眠りにつこうとした瞬間に君が電話なんてよこすから
眠くて眠くて欠伸がでたの
欠伸を噛み殺してるから
涙がでただけ、なの
別に嬉しかったとか
悲しかったとかじゃなくて
欠伸のせいなの
眠気のせいの涙なの
今更、君に対して涙を流すような感情は持ってないし
君の話なんて聞きたくない
今すぐ寝てしまいたいくらいだわ
それなのに
愚かな私は欠伸を噛み殺し
君の話を聞いてしまう
もう…
アナタに対する希望も
アナタの為の涙も枯れてしまったはず…なのに。
詩人:琴実 | [投票][編集] |
今が良いから
はやく 早く 速く
速く 早く はやく
来て
今すぐ 来て
急いで 来て
抱きしめて
抱き締めて
抱き占めて
抱き絞めて
抱き絞めて
抱きながら絞めて
今すぐ
貴方の
両手で
抱いて
絞めて
ほしい、の
今、貴方に逝かされたなら私は極楽に
おちていけるから
だから今すぐ来て下さい
どこの 世界に 居ても
貴方と 二人で
抱き絞め合っていたいから
出来たら一緒に来て下さい。
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勝手に信じて
勝手に裏切られた
[勝手]な私が悪いんだけど
でも思わせ振りな言葉を吐いたのは確かに君だから
君にも多少の罪はあるよ
だから恨まれても我慢して
どうせ私は君を
恨んでも
恨んでも
恨んでも
恨みきれはしないから
どうせ私は
どんなに悲しくても
どんなに憎くても
どんなに辛くても
涙も文句も閉じ込めて笑っていることしかできないから
だから我慢して
お願いだから離れないで。
詩人:琴実 | [投票][編集] |
帰り道
独りで泣いた
別に虐めとかじゃなくて
君の言葉で傷付いた心の
痛さを思い出したんだ
一日中笑っていたけど
頭も心も君で一杯だった
勝手な私が悪かった
思わせ振りな君も悪かった
はっきり言ってほしいけど
はっきり言わないでほしい
流れる涙は
止まる事を忘れ
漏れる嗚咽は
静かな路地に響いた
頼りだった君はいない
もう君の手には縋れない。
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やっぱりね
君は大人のフリをしている子供だ
そして私も
本音を語り合えば皆、同じ
大人の皮を被ってる
本当は
もっと
寝ていたいんでしょう?
本当は
もっと
遊びたいんでしょう?
本当は
怒鳴りたいんでしょう?
本当は
泣きたいんでしょう?
社会がそれを許さないだけ
皆
もっと
楽したいんでしょう?
皆
もっと
夢見ていたいんでしょう?
世界が許してくれないだけ
子供は大人になるんだと
世界が許してくれないだけ
心の中では皆、子供
だから
ついつい熱くなっちゃったりするんだね
だから
甘えたくなったりするんだよね。
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顔も名前も知らない彼女は
唯一の連絡手段さえも
消して去ってしまった
私の安らぎだった
あの人の世界が消えて
いつもの悲しみが一層
大きくなった気がした
でも、きっと大丈夫
いつもと
同じだって
信じてる
いつも通り
私は待つから
いつも通り
帰ってきてね。