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橙丸の部屋


[1] 白昼夢
詩人:橙丸 [投票][得票][編集]

覚醒した意識の中で
私は
夢をみる
形のない
意志だけの世界へと
引きずり込まれてゆく

儚げな夢うつつの中で
夢の中で夢をみるような
それは少しアンバランスな心地良さで
そっと頬を撫でる優しい風のような
なんともいえない不思議な気持ち

まるで見覚えのない場所
まるで見覚えのない世界
まるで見覚えのない想い
まるで見覚えのない自分

空はどこまでも澄んだ碧さで
霞んだ地平線はどこまでも遠い
ここはまるで
始まりの地球
ここはまるで
終わりの地球

2006/01/21 (Sat)

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