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大蛇の部屋


[164] 突破
詩人:大蛇 [投票][得票][編集]

愛されたいと
願って

気付かずに
息をしてきた
日常。

目に見える
確かな もの が
欲しくて

必死なんだ。

この手首の線も
胸に秘めた気持ちも

濁った感情でさえ

自分独りだけでは
愛してやれないと

気付いた。

明日でさえ、
不安だったあの頃に
比べて 少しは

愛してあげられたかしら?

自分 も 他人 も

そう 簡単に
分かる訳ないと。

目に見える確かな
もの はあっという間に

崩れさって。

ねぇ、 きっと
上手く 笑えてるから

2006/12/19 (Tue)

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