愛されたいと願って気付かずに息をしてきた日常。目に見える確かな もの が欲しくて必死なんだ。この手首の線も胸に秘めた気持ちも濁った感情でさえ自分独りだけでは愛してやれないと気付いた。明日でさえ、不安だったあの頃に比べて 少しは愛してあげられたかしら?自分 も 他人 もそう 簡単に 分かる訳ないと。目に見える確かなもの はあっという間に崩れさって。ねぇ、 きっと上手く 笑えてるから
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