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グランギニョルの部屋  〜 新着順表示 〜


[18] スコルフッチョ
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人の短所しか入らない君の目を

スプーンでくり抜いて
チョコレートに浸して食ってやる

グルグル回る君の目が

僕の奥歯を浸食す

歯と歯の隙間の歯垢を除去して

間と間の隙間の思考を消去して

人の長所を潰してしまう君の手を

象に踏ましてしおりにしてやる

本に挟まる君の手が僕の頭を吹っ飛ばす
知識と知識の隙間が無知なら

君と僕の隙間は罪だ

2005/09/14 (Wed)

[17] 藻等栗鼠と
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真っ青な空
真っ青な顔
何にも気にしない
何にも咎められない
虫歯殺してド素人
無意味転がしてドクロマン
般若心経唱えたら
真っ青な空
真っ青な顔
アメリカ人は真っ青な瞳
歯と歯の隙間の歯垢を除去して
間と間の隙間の思考を消去して
ハンニャハラミダ覚えたら
真っ青な空
真っ青な顔
此処はアメリカ真っ青な瞳
米国ポリスマンに捕まったら
パトロール中のパトロンにチュゥ
死に物狂いの君の笑顔だって僕は平気だよ…
お品書きを写したらアイアムボーサン
ユーユワユー?
お稲荷さんを供えたら
私は高三
寿司は食う?

愛想笑いの君の笑顔だって僕の兵器だよ…

2005/09/13 (Tue)

[16] 人生ってなんですか
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人生ってなんですか

必ずやって来る死

死ぬ前に何かやっておきたいことがありますか

一週間後に死ぬとしたら何をしますか

あわてますか

何故今しないのですか

死ぬ前にしたいことをするのが人生です

2005/09/13 (Tue)

[15] 嫉妬
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気付いたんだけどね

ついつい目で追いたくなる

気付いてほしくはないんだけどね

熱烈な視線を浴びせてる

気付きたくはなかったんだけどね

私嫉妬してる

2005/09/02 (Fri)

[14] 不自由
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頭があれば考えることができる
切り捨てられた手足がバタバタと動く
床一面に敷かれた新聞紙
不自由の極みが此処に在る
何も出来ずにただ放心するしかない
頭があるのに考えることすらしない自分は
生きる価値があるのでしょうか
これが生きていると言えるのでしょうか
そんなことすら考えない
ただ放心しているしかない
頭があれば考えることができる
切り捨てられた手足がバタバタと動く

2005/09/02 (Fri)

[13] 信じたいこと
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腹切り裂いたらお花畑
色鮮やかな世界が誘う
そこはめくるめく夢の世界
ぐるぐる回る天井がくるくる代わる表情が
楽しくって
可笑しくって

腹切り裂いたらお花畑
腹の中が黒い人間なんていやしない
そこはめくるめく夢の世界

2005/09/02 (Fri)

[12] 仰天
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真っ青な空を引っ掻いて
自分が生きていた爪跡を残す
傷口からトロリと青が落ちてきて
顔を濡らす

私の心の限りを憐れむかのように
空はどこまでも突き抜け広がっていた

私は虚しく
手を突き出し
天を仰いだ

2005/09/02 (Fri)

[11] 魚葬
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死んだ魚を海に戻す

海面を不気味に漂う

鉛色が鈍く光って


息苦しさを覚える

充血して濁った目がこっちを黙って見ていた

不快感が背中にのし掛かる

この行為を30回ばかり繰り返し

海面に30匹の魚の死体が浮いていた

全員が死んだ視線を投げかけてくる

仕方が無いので下を向いた

すると全員がひそひそと話始めた

ウルサいので耳を塞いだ

強烈な疎外感

例えそれが死んだ魚相手でも

黙らせるために殺してやった

静かに一匹ずつ頭の中で

自分の足元で大量の魚の死体が重なり合っていた

異臭に耐えきれず

死んだ魚を海に戻す

2005/09/02 (Fri)

[10] やり手弁護士
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完璧な化粧が
自信満々に
勝ち誇っていた

優越感に浸っている人特有のあの目
あの唇あの手あの足あの髪あの耳あの顎あの姿勢

明日になればそれらのものが全て意味を成さなくなるのに

明日なればそれらのもの全てが俺のものになるのも知らずに
考えただけで鳥肌が立つね

そのマスカラ落とさせて貰いますから


2005/09/02 (Fri)

[9] 反社会派
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耳鳴りベル鳴り

血にまみれて

偽の夜空が回転

反逆者が手を叩き

嘘の天地が反転

毒にまみれて

笑い転げ

無愛想な子供たちの
瞳が釘付け

可哀想な大人たちの
額に口付け

耳鳴り消えれば

優しい天使が

老人を連れ去り

憐れみの悪魔が

子供に化ける

楯突く者は皆殺し

2005/09/02 (Fri)
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