詩人:A | [投票][編集] |
あなたと私、
インコヒーレントなステレオ。
孤独。
一人で居るのは好き
独りきりは寂しいけれど
私KYだから
誰とも関わりたくない
基本的に、読まない派
寂しがりな自分よりも
楽しみを求める他人を大事にしたい
誰かが私のために泣くと云うなら
私は私のために彼女を叱る
迷惑です
あなたは
あなたを大事にしてください
私は私のために
あなたを大事にします
それでも時々
思い出したかのように一言
「元気?」
それだけを望みます。
しかしあなたは
私を嫌いですか。
先天的に
身勝手気ままで自己中です
生きることから解放されるまで
私は
全力で自由人やってやるんだ
って
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ペンキで化粧、
朱肉でお絵かき。
地球の明日がどうなろうと
宇宙の未来がどうだろうと
知らない
私とあなたの今日が
幸せの具現であれば良い
他人の幸福も不幸も
ただそれだけ
他人の苦労は私にはなくまた
私の責任感は他人にはないもの
世界は私を中心に廻っているんだから
私がブレなければ
それで良い
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目を合わせずに
目を合わせずに
本当はその言葉を欲している
大丈夫だと言ってほしい
人間は弱い生き物だと
その声で
改めて教えてほしい
灰になる前に
興奮してるんだ
今も
興奮してるんだ
自分が死ぬ瞬間を
幾度も幾度も想像して
興奮して
眠れないんだ
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片町交差点、
トリプル目玉焼きスピン。
見えている世界
全てがアンニュイ
何も感じないふりをしていたら
いつの間にか
“本音”をどこかに
置いてきてしまったみたい
わがままであること
それ自体が上辺
誰にも言えないのは
“秘密”だからじゃなくて
“素直じゃない”から
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4人掛けのテーブル席
向かい合ったソファーの片側で
不自然に奥に積める私
自然に流れ込むあなた
4人分の空間に
片寄ったふたり
まだ埋まっていないソファーには
荷物でも置けば良い
詩人:A | [投票][編集] |
「誰かに
飼ってほしい」
と言ったら
「なんで」
と聞かれた。
「自分が飼う方なのは
面倒だから」
と返したら
「なんで
『飼う』か『飼われるか』で
しかモノを見れないんだ」
と言われた。
自分だって、
『買う』か『買われる』か
でモノ見てるくせに。
じゃんけんをしたら
必ず私が勝つ
あなたはパーしか出さない
例え相手が殴る気であろうが
斬りつける気であろうが
どうせあなたは、
手を差し延べることしか
知らないんだろうから。
詩人:A | [投票][編集] |
詩人の部屋に置いた詩を全て消して
登録を解除して
ホームページを消して
ブログもmixiも消して
データフォルダを空にして
連絡を取り合った履歴を無くし
アドレス帳には誰もいない
そうするだけで
私の存在理由など、
この世に微塵もなくなってしまう
そうすれば、
私は2ヶ月前と同じように
一歩を踏み出せる
得体の知れない
恐怖とも孤独とも嫌悪とも違う
行き場のない感覚を、
ほんの2、3日でも忘れることができる
闇に堕ちることができる
もう今の私が求めることはない。
呼吸は確かで、
意識は手中。
詩人:A | [投票][編集] |
こんなに言葉が止まらない夜に
誰もいない部屋には私がいて
時計の針はものすごいスピードで
ゆっくりと巡る。
人が、
死ぬために生まれ、
別れるために出会う生き物なら
私は、出会った瞬間に殺されたようなものだと思う
他人の多くが知る存在を
私は少しばかり厭い、
憎み、
好奇心に求め、
憧れ、
蔑み、
そして知らない。
あなたが死んでも
私は知らない。
私が死んでも、
あなたは知らない。
声が掠れて、
呼吸は困難。