ホーム > 詩人の部屋 > Aの部屋 > 献血狂

Aの部屋


[10] 献血狂
詩人: [投票][得票][編集]


激情妄想産。



不機嫌。


あなたが手を繋ぎながら
引っ張ってくれた
おかげで自転車は進む。

勇気のある二人は
もう何度目かわからない。


私は嫌だった。
あなたはそこにいる。
あなたが私と一緒に居たがったから
仕方なく
私もそこに居た。

私が居て嬉しいのは
実際あなただけだった。

少なくとも
私は嬉しくなかった。


あなたは私の血を厭う。

私に
無理矢理呼吸させるあなた

私と周囲とを
切り離さないための
手錠首輪足枷みたいなあなた


邪魔なだけである。



邪魔を感じるのはもう
何度目かわからない。

私はあなたたちを
何回消せば私は楽になるのか


思考が千切れそう。

2007/11/29 (Thu)

前頁] [Aの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -