ホーム > 詩人の部屋 > Aの部屋 > 絶叫ニヒリスム

Aの部屋


[20] 絶叫ニヒリスム
詩人: [投票][編集]


こんなに言葉が止まらない夜に
誰もいない部屋には私がいて
時計の針はものすごいスピードで

ゆっくりと巡る。



人が、
死ぬために生まれ、
別れるために出会う生き物なら

私は、出会った瞬間に殺されたようなものだと思う


他人の多くが知る存在を
私は少しばかり厭い、
憎み、
好奇心に求め、
憧れ、
蔑み、
そして知らない。

あなたが死んでも
私は知らない。

私が死んでも、
あなたは知らない。



声が掠れて、
呼吸は困難。

2007/12/16 (Sun)

前頁] [Aの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -