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Aの部屋


[48] 閉鎖フェイザー
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楽しいから分からない、
それは私にも言えることで、
一人で作る空白を埋めるために、
ただ増幅していくだけの間隔


俯くと泣く
見上げれば叫ぶ

うつらうつら。
と、虚ろな目が泳ぐ先で
ただ増産されるばかりの感覚



楽しいから分からない

気づかれなかった日常

理解されずに捨てられた興奮


ただ忘却の運命にある感情を、
認識のために表現する

私を埋め尽くす全てを
空白に帰すこと

掌で嗤う最大の努力



掻き消す衝動
創、
これが実体のない事実

2008/08/25 (Mon)

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