詩人:ぽぽんた | [投票][編集] |
見上げた空は
あいにくの曇り空
織姫と彦星は会えただろうか
笹がなびく
手を伸ばしてみた
光は遠く揺れている
願うのは簡単だと
星も言う
叶えようとすること
それが大切だと
聞こえた
風が少しえばって
線香花火もすぐ落ちる
何かもどかしい気持ちと
切ない痛みが
胸を満たした
池のほとりに響くのは
懐かしい友の声と
かえるの歌声
あなたの声は
大きな打ち上げ花火に
かき消されているのかもしれない
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外へ出たいと
一緒に飛びたいと
願っている君
もう僕には羽はない
風を切って飛ぶことも
君と共に羽ばたく翼もない
こんな僕は置いて
広い大空に
ひとりで自由に飛び立ってはくれないか
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好きな気持ちに嘘はない
それでも心は叫ぶ
君の側にはいれないと
風は冷たく
言葉は置き去り
吐く息は白く過ぎ去る
左手は
ポケットに
そして歩きだす
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愛は時に海のよう
浜辺に寄せる恋心
海へと帰る倦怠心
愛は時に海のよう
波打ち際の白い泡のように
儚く消えたり
暖かな夕焼けをキラキラと
瞳に映しながら踊ったり
何度も
そんなドラマを繰り返して
何度も
二人で砂に名前をかいたりして
愛は深く
海のように抱かれていく
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変わる景色と共に歩み
二人で音を奏でては
笑い会った日々
歩んだ世界を捲りながら
色を拾って
僕はまた進み続ける
赤い丸印
大切な一日
君との大切な一日
あと少しで
君の暖かさに出会える
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空がどうして青いのか
澄み渡ったこの広さは
どこから来るのか
僕にはわからない
それ以上に
君の心の空が
清く満ちて
優しく微笑み
どこまでも広い理由が
僕には全くわからない