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素晴らしき高貴聡明な紳士。自殺を真摯にかつ客観的に判断なさった貴方に心からお詫びと感謝を致したい。私は此処で詩を綴ることが好きだ。此処の人間には何度も笑わせてもらい、此処に遺書まで遺すという傑作までもあるものだから、最早狂人と変人と失敗作だらけの人間が集っている。かくいう私もまともであるはずがない。
安心したまえ。そのところは経ち語るとしよう。
ところで私は誰と話しているのか?
決まっている。ショーペンハウアー大閣下だ。
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個人主義と個人問題
つまり、これはどういった人間が乗り越えていけよう。常識を近年嫌う傾向が強い。
今日はここまでにしよう。何せ俺は無頓なる自己に脅え、惰眠にかりとられていくものであるから
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俺はこれまで生きることにいささか倦怠なる足をひいていた。
溝には川が流れず、窓枠に吸い付く水滴ばかりがそれを埋める。
親はどうする。先日、生まれたいがために、産まれてきた。そんな名言が無断に造られていたのをテレビでみた。
高校時代の頃が嫌に想起させられ、ある若いが知恵に自己を伸ばしてきた教師が俺をあざけわらっていたことであった。
何でも俺の文法に稚拙が交えたらしく、それをネタにクラスに公言し、女子の笑いの的となっていた。
その過去に俺は真の詩人で潰し、頭から分離させてしまった。
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部屋で一人灯りを暗く
読書は決まって中原中也
彼に悶絶させられ
決まり文句は
好きだった
今は初春を迎え
桜に清風を待つ人
雀が斜め垂直に飛び
鳴きの霧吹きに俺は耳を塞いでいた
ニーチェの「神は死んだ」に
酔狂し
だが所詮勘違いなのであろう
暗き霧が地面に眠り
空が大きく深呼吸する度に
白い絹糸が精製されていく
排尿を繰り返し、根っこに消化されていき
古汚い排便を吐き続けていく
そうして根っこに消化されていき
人間の改ざんで
美徳を語っていく
あー、俺は勘違いし続けていた
言葉は道具ではなく
アヘンであり、そうして俺はすがっていくしかないのだと
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肌を透き通るような季節は過ぎ
日の出と共に
桜の花びら踏み歩き
瓦の隙間に流れゆく新緑
風は少し落ち着き
ベンチに背もたれ
首を反す
大地はかすれ、乾燥しているも、それとは逆にお前は泣いていた
私の腕に蝶が止まり、アクビと背伸びをした後に
蝶は蜜を求め、飛び去っていく