詩人:あるぺじお | [投票][編集] |
丑三つ時の 家の中
やわらかな月光が
鋭く 鋭利な光に見えた
まるで 今の僕を
咎めるかのように
罪と罰ってもんがあるなら
背負っていくし きっちり受け止めてやるさ
月光よ 僕を その光で切り裂いてくれ
月光よ 僕の 罪を罰で塗り潰してくれ
受け止め切れぬ 罪ならば
罰を以て 受け止めよう
魂さえも 切り裂いて 僕を罰してくれよ
罪に囚われるのは もう嫌なんだよ
早く 早く なぁ早く
僕を ぼろぼろにしてくれよ
お月さま
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幾年もの時を経て
やっと また
君に逢えた
遠いようで短かった
短いようで遠かった
子供の頃 僕らが
ヒミツキチと名付けた場所
雑木林の一本道を
ずっと進んだ その先に
二人 木の板で作った
今にも 壊れそうな
ヒミツキチ
「変わらないね」と
眩しそうに 目を細める君に
「変わらないね」と
笑みをこぼす
それじゃあ 行こうか
ゆっくりと歩もう
これから始まる
二人の 未来へと
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何でだろうね
いつからか人は
アイシテルって
その感情を 抱いてすらいない相手に 言ってしまう
みんながそうじゃないんだ
価値観だって みんな違う
だけどね
「自分に嘘をついちゃいけないよ」 なんてさ
僕も 言えないや
今までに みんな
自分に嘘をついたよね
だけどね
みんな 同じなんだ
特別なんて 無いんだ
僕も自分に嘘をついたよ
きっと 今までに何度も
解るかな
みんな 同じ孤独があるんだ
だから 人は他人に惹かれる
これは 僕の価値観なのかな?
いつか 本当に
アイシテルって
言えるといいなぁ
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一滴 また一滴と
時の雫が こぼれ落ちる
その雫に 触れてみたくなって
何度も 手を伸ばしても
未だに 雫は掴めないでいる
この掌で 本当にそれが掴めるのかな
この掌で 僕はそれを受け止められるかな
時をつたい 流れ落ちる雫は
とても美しく
とても透明な時間。
ああ 触れられないでよかった
もしも触れてしまったら
もう それは きっと
美しくなくなるから
僕の 時の雫たちよ
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気がついたときにはもう
僕はそれを見つけていた
だけど それは脆く儚く それでいて確かなものなんだ
ガラスのように透明だけど
傷つき、すぐに曇ってしまいそうだけど
どんなに傷つけられても
曇ったりはしない
そうして歯を食いしばって
それを必死に守ってゆく
I'll save it
そうさ 絶対に見失わない
I'll save it
胸を張って言ってやる
僕の生きる意味
僕の守りたい人
僕の守るべきモノ
僕のすべてが
その在り方を主張しているんだ
僕だけじゃない きっとみんな
曇りなきガラスがあるんだってこと
I'll save it,I can dreams come true.
We'll save it,we can dreams come true.
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僕はいつでも笑っているから
君も笑って待っていておくれ
二人の想いが決して消えぬように・・・
ふと空を見上げてみた
なぜか 急に切なくなったよ
君は元気でやっているかい
僕は今日も君を想うよ
あの日交わした約束を 思い出していた
あの時君は 僕に言ったね
「いつまでも、想いは変わらない」と
僕はいつでも笑っているから
君も笑って待っていておくれ
二人の想いが決して消えぬように
決して 色あせることのないように