詩人:ユズル | [投票][編集] |
ときたま 瞳は 濁るよね
ふわふわの羽を 見逃して
内のほうばっか 見てる
たいてい 頭のなかは
ものの数ばかり増えていく
散らかった 部屋みたい
自分でも手を つけられない
妙に 居心地が よくて
ふと 澄んだ空みたいになる
透明な まっすぐな 瞳で
大切な人を 見つめられる
頭のなかは 流れる美しい海
優しく 泳げる 水
そんな 瞬間を つかまえたい
自分を 誇れる ことが
どんなに うれしい ことか
君に 会いにいける 自分に
会いたい
会いたい
詩人:ユズル | [投票][編集] |
なぐさめているつもりで
傷つけていたりして
その思いやりに気付いても
素直になる余裕がなくて
なんとかまあ 私は
わりかし楽しく生きてるけど
最近 君は つらそうだね
まわりまわる 日々の中
かける言葉も 不器用なら
受け取るほうも 強がりで
だからって 表面だけ綺麗な
メールなんかじゃ 心で触れられない
どうしようもない 僕ら
伝えたい けど 見せたくない
似たものどうしだって
気付いているくせに
ねえ 涙を見せて
元気をだして
かける言葉も 不器用なら
受け取るほうも 強がりで
でもやわらかくてあたたかい
ちゃんと 繋がっていけるから
日々に 潤いを
詩人:ユズル | [投票][編集] |
灰色の路地裏で
君を待つよ
白い結晶がはじけて
もっと小さなカケラになった
脳がぐらぐらして
熱いと思った
ステップを刻む両足
苦い苦い胸の内
失った恋に目をつむれば
やっぱり 痛い
熱い雪の突き刺さる街
いかれてしまった僕は
灰色の路地裏で君を待つよ
痛くて しかたないんだ
詩人:ユズル | [投票][編集] |
ごめんね
なんにもうまくできなくて
もっと優しくなりたい
素敵な言葉を紡ぎたい
君とつながりたい
冷めていたはずの心
いつのまにか
涙がでるくらい
夢中で生きているんだ
詩人:ユズル | [投票][編集] |
甘い 甘い 気分になることも
たまには あるでしょう
窓辺から 空をながめて
想いを馳せたい そんな夜
熱を持った声が てのひらが
すごく なんというか 君で
かすかに触れた そのときには
このままでいさせて と
ひそかに 願っているんです
そう それは 優しくて
すこしだけ 苦いけれど
甘酸っぱくて やはり優しくて
そんな夜が 君とね
つがればいいのに なんてね
詩人:ユズル | [投票][編集] |
空だって 染まる葉たちだって
すごく 綺麗なのに
ポケットの中 こんなちゃちな
無機質なものに 支配されてる
奮えるたび 息を吸う
どきどきを おさえられないで
この震えが どうか
君からの メッセージでありますように
詩人:ユズル | [投票][編集] |
鳥が宇宙までは飛べないように
てのひらの雪がとけずにはいられないように
零した言葉が還らないように
二度とあの小さな産声ほど純粋に泣けないように
願っても願っても
わたしはあなたに触れられない
詩人:ユズル | [投票][編集] |
それはそれは 小さな雨粒
あまりに 透明なまま
誰にも 気付かれずに
若い葉のかげに 隠れてた
いろいろな色の 空を映した
哀しみに 暮れて
眩しさに 泣いたよ
ぬくもりの痛みを 知ってる
そして小さな 雨粒は
誰かのてのひらに
降りたいと 思った
一度きりの 旅立ち
君へ 君のもとへ
詩人:ユズル | [投票][編集] |
かたどる 熱のかたち
なぞる 震える熱
夢のようでいて
いちばん 力のある現実
つながれる 行方をさがされる
はじめてなんだよ そんなの
振り向いたら 見つめられる
はじめてなんだよ こんなの
すき なの
わたしよりも 冷たい
あなたの 手