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ユズルの部屋  〜 投稿順表示 〜


[271] とどけ
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きらきら ふわふわ
好きなもの イメージを
雲の上にならべて
そうしたことを
大切にしたい わたし
そして
豊かに 受け止めて
健気に 向き合って
だって 愛されやさんは
愛しやさん
しあわせやさんで
世界に いたいの

2013/09/14 (Sat)

[272] 宇宙の星屑
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宇宙へ飛びたいと
夢を見た彼は
愚かに残酷な瞳で
やはり夢見ていて
悲しい姿にも見えたそれは
それでもやはり純粋なもの

彼の夢が重なるとき
金色じゃない
銀色が綺麗に見えた
燃えさかる炎の
希望と夢の宇宙

その夢は美しい
その姿は美しい
命は宇宙へ帰ったか
優しい胎内で
彼は帰ったか



2013/09/14 (Sat)

[273] 暮れなずむ
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長い間眠りについていた
わたしのなかのネガティブ
些細なひとつの風で
潤んだ瞳で目を覚ました
忘れていたその思考を
思い出すとともに
それだけポジティブに
生きてこられたのだと気付く
長い長い付き合いの
ネガティブだったのに
とてもすごいじゃないか
涙を流す夜もきっと
ときには必要なのだと
羊のわたしは夢を見る
やっぱりいとおしい世界を
追い求めていたい

2013/12/28 (Sat)

[274] 新しい影
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平穏な日々が流れ始めて
そうすると考えてしまうものね
生きる道の選択を
輝きと平和の天秤を
新しい太陽が空に浮かんだ
このときくらいは
したたかな瞳で
まっすぐ前を見据えてみたいけれど
白雪の富士が
この地面を辿った先にある
向き合えるだろうか
わたしの選択は
天秤の傾きは
うしろめたくない道で
胸を張りたいけれど

新しい太陽の
映し出す影とともに


2014/01/01 (Wed)

[275] 永遠の真実
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ああ わたしたちは
生まれ変わっても
孤独で 寂しいのね

2014/01/04 (Sat)

[276] ひとかけら
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真っ白な 画用紙に
空の青が 溢れてる
優しく 「嘘」が微笑んだ
綺麗だなあ って

明るい光を 見上げすぎて
見失った 「本当」のしっぽ
たとえ 真っ黒だろうと
それがわたしなら そう塗りたかった
今なら そう思えるのに

もうわからないよって
それだけが 本当だろうか
白く 真っ白く 戻すことだって
もうできない 今 立ち止まって

選ぶ色も 筆の軌道も
わたしではない わたしが
いろんなものと出会う
関係をつなぐ
わたしで 出会いたかった
わたしと つなぎたい

たとえ真っ黒だろうと
それがわたしなら
隠さないであげればよかった
ひとかけらでもいいから 今は
わたしを 見つけたい
綺麗な青を 捨てても
ひとかけら 見つけたい

2014/01/05 (Sun)

[277] 空は青くない
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いつだってひどく曖昧
センシティブに震えている
時間という 空か 旅か 夢か
流れ 流れて 流れついたなら
やさしい胸に抱かれたい

光の色にも見えた 鈴の音があった
凛としたそれが陰った
あまりにもさみしいと
泣かされて 君は
君は 冷たい指先をからめて
どこへ向かうのだろう
君にしか 飛べない空は
どうにもさみしさに負けそうで
潤んだ瞳で いつも
君は 今日も また

2014/01/07 (Tue)

[278] あなた 世界 わたし の構造
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いつだって
あなたの手を わずらわせたい

叱って 甘やかして
聞き逃さないで
見落とさないで

だって世界はぜんぶわたしのもの
だってとっても寂しがり屋だもの
ねえ そうでしょう?

わたしだけの そばにいて

2014/01/07 (Tue)

[279] 
詩人:ユズル [投票][編集]


なにもかもが完璧みたいに
とても立派な 君は不器用だね
熱い手
青くて 優しい 主張
本当に大切なのは
君だよ
死ぬまで 秘密
だけど 消えない

2014/01/15 (Wed)

[280] 人と花
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どうして こちらの橋を
渡り 繋がれたまま

しづごころ なく
花の散る様のようには
美しくなどなく
揺れたまま 消えることもない

震えたまま いつも
零しても 零しても枯れない
雫を頬に たずさえたまま

しづごころ なく
花の散る様のようには
美しくなどなく
揺れたまま 消えることもない

2014/01/17 (Fri)
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