朝ふと鏡を覗きこんだ瞳の色がない怖い顔ににらみかえされたため息は何度目だろう指折り数えてたらドラマのいいとこ見逃した朝と夜の歯車の規則正しい音を切り裂いて悪魔がやってきたなら僕は喜んで魂を売ろうかなだけどいつも時計の中に帰ってきてしまうのは悪魔の冷たい指先に飽き飽きしたから優しい誰かの指先が触れた気がしたから
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