夢という響きが
歌うように語りかけるので
優しいイメージを枕元に
たゆたう心をそのままに
現実のなかにまぜこぜ
ファンタジーのかけらを
拾い集めながら
あたたかい綺麗な嘘を
見守りながら
空と風と花とあそぶとき
夜をまとい星は光る
甘美なこのメロディが
ただの逃避や綺麗事だと思う?
時間の無駄でしかないと思う?
それならばこの詩も
小さな小さな言の葉も
そういう類のものでしょう
そういう類のものはけれど
生きるというなかで
いつも傍に浮かんでいて
その夢で眠るわたしは
愛しい物語をつむぐのです
2009/10/06 (Tue)