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ユズルの部屋


[220] 冬のひとり
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


綿菓子を敷き詰めた空
凛と しんと カラコロの音が
メロディにならないまま
紡いでいく 夜更け

広い世界に ひとりきり
広い世界を ひとりじめ
どちらだろうか

わたしだけが在る
胸の高鳴りと
ぼんやりとした夢のようなもの
わたしだけがここに在る


2012/12/11 (Tue)

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