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ユズルの部屋


[238] ひとりにしない
詩人:ユズル [投票][編集]

アメジストな海に 投げ入れた銀の石
ぎらぎらとした瞳には
月の雫が映っていて
冷えたくちびる 結んだ君
甘く獰猛な決意を忍ばせて
ゆらいだ色の先に 手を延ばしている

着いていくよ
どこまでも 着いていくよ

2013/01/13 (Sun)

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