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ユズルの部屋


[263] まれに、ハレルヤ
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


まるで初めて見たような景色だな
呟いてみたら笑った
たんぽぽの綿毛が舞う交差点

しあわせ色のキャンディは
いつのまにか舌のうえ
あんなに口にするのを
怖がってたのに

夜な夜な浮かべる
僕の夢ワールドより近い距離
手を引かれたら春の風だ

胸に積もったたくさんは
涙風になり吹き飛んだ
不思議な歌が聞こえる
さみしさも優しいんだね

きっと
僕らの心 空模様
いろんな色
夕暮れだって雨さえも
好きじゃないか
カメラには映らない繊細な空
とっても綺麗さ
嘘みたいに苦しい夜が襲っても
きっと大丈夫

そう思った 春の瞬間
そう思えない瞬間ばかりでも
この瞬間は 君にあげる
 
ふっと笑って また泣いたらいい

2013/04/05 (Fri)

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