優しく円を描いた水面は少し青のある赤紫舟に乗った君は花束と遠い旅路を行くらしい月の光は今日も人の瞳を惑わせ狂わせているきらりと剣を構え僕は格好つけて空は少し黄色のある藍色君の帰りを待つという途方もない賭けに出る君と僕は互いにそれしかできないで愚かな二つの輝きがいつか繋がればいいと願いながら
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