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ユズルの部屋


[273] 暮れなずむ
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


長い間眠りについていた
わたしのなかのネガティブ
些細なひとつの風で
潤んだ瞳で目を覚ました
忘れていたその思考を
思い出すとともに
それだけポジティブに
生きてこられたのだと気付く
長い長い付き合いの
ネガティブだったのに
とてもすごいじゃないか
涙を流す夜もきっと
ときには必要なのだと
羊のわたしは夢を見る
やっぱりいとおしい世界を
追い求めていたい

2013/12/28 (Sat)

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