深い息をついたこのまま朝の霧に沈んでみたいうわべだけの言葉じゃない桃色の頬を思いながら究極の世界を求めたら時計がさかさまになったなにも見えないくらいに今生きていた気がしたゆめでもまぼろしでもなくて薄汚れたものでもないただすこしだけ獰猛なあたらしい恋をする
[前頁] [ユズルの部屋] [次頁]