詩人:ユズル | [投票][得票][編集] |
難しい言葉で 迷路を作った
だってだめなんだよ わたし と
訴える瞳とか 思わせぶりな仕草
たいそうな孤独抱えたつもり
優しさを踏みにじらない程度に
駄々をこねているだけじゃないか
弱くて苛立つ 弱いなんて優しい言葉
まだ使ってる 自分に甘くて苛立つね
凍りついた窓から見える
夜の街を見渡しもせず
世界を広げられるとでも思ったか
みんなと楽しく生きたいと
願っていてもできない みたいな顔してる
願ったふりしてるだけで
本当は願ってすらなかったくせに
嘘で塗り固めた昨日と 何が違う?
澄み切って 素直に 風のようになりたい
それでも いつまでも開けない箱の鍵
優しさに甘えられるように
保険で残してる 歪みだとか苦痛
手を 差し伸べられたいがためのネガティブ
差し伸べられた手を 繋ぎとめるためのポジティブ
あなたの言葉で 頑張れるよって 態度
素直に 風のようになりたい
それなら いつまで そうしているつもりだ
いつまでも そんなふうに生きられると
思うなよ どうか 思うなよ
抱きしめた不幸を 大切にしていないで
そんなものなくたって いいんだ
そんな怖がりゆえに 傷つけてしまう前に
変われよ どうか 変わろうよ